ベイスターズが勝ったら更新するブログ

近藤監督のスーパーカートリオ以来のホエールズ・ベイスターズファンです。 シーズン中は原則「勝ったら」更新します。時々、気分によって【号外】がでます。

2017年10月

例年ならこの時期、ドラフトの結果を見て戦力分析、なんて感じなのですが、
今年はなんと今日から日本シリーズ。全く幸せなものです。
予告先発もやらないということで、ラミレス監督の起用が楽しみですね。

それはさておき、木曜日のドラフト会議では全部で10名の選手が指名されました。
指名された皆さんの入団と活躍を楽しみにしたいと思います。

1位   東  克樹 投 左左 立命館大     21歳
2位   神里 和毅 外 右左 日本生命     23歳
3位   阪口 皓亮 投 右左 北海高      18歳
4位   齋藤 俊介 投 右右 JX-ENEOS 23歳
5位   櫻井 周斗 投 左左 日大三高     18歳
6位   寺田 光輝 投 右右 BCリーグ石川  25歳
7位   宮本 秀明 内 右左 パナソニック   21歳
8位   楠本 泰史 外 右左 東北福祉大    22歳
9位   山本 祐大 捕 右右 BCリーグ滋賀  19歳
育成1位 中川 虎大 投 右右 箕島高      18歳

私、ほとんど事前の情報は知りませんでしたので、
清宮選手を取りに行かなかったのも
「そうなんだ・・」くらいの感じでした。
ただ今のベイスターズには一塁しか守れない清宮選手は
ちょっとあわないように思いましたので、
今年も即戦力の投手を1位で取りに行くのかな、と思っていました。
ただ、今年は右投手かな、と思っていたので、
3年連続で大卒左腕を取ったのはちょっと驚きでした。
しかし東投手、今年の大卒左腕ではナンバーワンの評価のようです。
小柄ですが完成度の高そうな投手ということで、
ますます左腕王国に磨きがかかりそうです。
年の近い、よい先輩がたくさんいるので、期待したいですね。

全体的には投手6人、捕手1人、内野1人、外野2人で
今年もバランスの取れた補強ができていると思います。
即戦力だけでなく、3位と5位で高校生の将来が楽しみな投手を
右、左1枚ずつ取れたのもよかったと思います。
黒羽根の移籍で人数が薄くなっていた捕手も1名指名できました。
やや意外だったのは、左打ちの大卒・社会人の外野手を2名指名したこと。
ただ、右打ちの若い外野手は細川と青柳がいるので、
乙坂、関根と同学年の選手を取ることで
彼らとの競争を厳しくさせたいということなのかもしれません。
あと、足が使える選手が少ないので、
走攻守揃っているという神里選手にはちょっと期待したいです。

現時点での退団者、ドラフト指名者を入れた一覧は下表の通りになりました。
ベテラン勢がかなり退団しているので、いい感じに若返りつつあります。
生え抜き最年長が、投手では加賀、野手は荒波になるのですね。
外国人の去就や、さらなる戦力外通告の可能性もありますが、
FA、トレードやトライアウト組の補強はどうなるでしょうか。
ゴメスがだいぶ衰えているようなのでパンチ力が期待できる
右の代打要員はほしいように思いますが、どうかなぁ。
2018ベイスターズ1


ついにやりました!日本シリーズ出場です!
今日もラミレス監督の思いきった采配が炸裂。
初回、不安定な立ち上がりで2失点の石田をあっさりあきらめ
宮﨑のソロで1点差に追い上げた2回から
今シリーズ初登板の三嶋を投入する大勝負。
でもこれが決まってしまうのだから勢いがあります。
3回、三嶋が出塁したあとで桑原がレフトポール直撃の逆転2ラン。
4回には2死から連打でチャンスを作ると代打細川がタイムリー。
そのあとは筒香の2打席連続ホームランに梶谷にも一発が出て
終わってみればチーム5本塁打でカープを圧倒。
投手陣は三嶋のあとは4回から濱口を投入し、
6回からは三上、エスコバー、パットン、山﨑康晃とつないで
反撃を許さず。誰がヒーローというわけではなく、
チーム全員で戦い、勝ち取ったシリーズです。
昨年の借りを返す見事な戦い振りでした。

正直、ちょっと夢を見ているような気がしますが、
3位からの下克上での日本シリーズ出場。
ラミレス監督が、筒香が言っていた
「横浜スタジアムに帰ってきます」が実現しました。
本当にありがとう。素晴らしいチームだと思います。
日本シリーズは強敵ホークスとの戦いになりますが、
このクライマックスシリーズで見られるような
チーム一丸での戦いを続けていってほしいと願います。
とりあえず、今日は祝杯です。

10/24 マツダスタジアム 横浜4勝2敗
デ 012 120 120 9
広 200 001 000 3

デ 石田→○三嶋(1勝)→濱口→三上→エスコバー→パットン→山﨑康
広 ●野村(2敗)→大瀬良→中田→今村→一岡→ジャクソン→中﨑
本塁打 宮﨑2号、桑原1号、筒香2号、3号、新井1号、梶谷1号


雨で2日流れたあとの第4戦。勝った方が日本シリーズへ王手です。
先発ウィーランドが立ち上がりに捕まって3失点と苦しい立ち上がり。
ただその後は調子を戻して凡退の山を築くと
4回、主砲筒香が反対方向へ強い打球の1号ソロで反撃開始。
さらに5回、カープ戦ではめっぽう強い打者ウィーランドが
四球を選んで出塁すると、倉本がフェンス直撃の二塁打でチャンスを拡大。
ここで桑原が追い込まれながら三塁線を破る二塁打でついに同点。
さらに柴田が送りバントを決めると、
ロペスが2番手九里から勝ち越しのタイムリー。
見事な攻撃で一気に逆転に成功しました。
リードを奪ったあと、ウィーランドが6回裏、
無死一、二塁のピンチを招くと今日も執念の継投策。
砂田は西川を歩かせてしまい無死満塁の大ピンチでしたが、
三上が代打岩本、代打小窪を連続三振。ここが大きかったでしょうか。
さらに打たせると大変な田中広輔をエスコバーが1球でセカンドゴロ。
この無死満塁を無失点で切り抜けたのが、流れを決定づけました。
7回からは今永をプロ初のリリーフで投入して2回をパーフェクト。
最後は山﨑康晃が3者凡退で2試合連続で1点差の逃げ切りに成功。
ラミレス監督、第3戦に続き思い切った継投策でしたが
起用に応えたブルペンの皆さん、素晴らしかったです。
特に今永の起用は、相手も予想はされていたのかもしれませんが、
まさか、という作戦を思い切ってやってみて、
今永もしっかり期待に応えたので、
相手に与えるダメージは大きかったと思います。
また、攻撃面では明らかに相手がいやがっていた打者ウィーランド。
3回のヒットも見事でしたが、その後2打席もきわどい球を
しっかり見極めて四球と3打席3出塁。
これが5回の逆転につながったのですから本当にたいしたものです。
音なしだった筒香にも貴重な一発を含め2安打。
監督の大胆な起用に選手が応え、日替わりでヒーローが出てくるという
とてもよい循環になってきました。
あと1試合。勝てばついに日本シリーズ出場ですが、
変に気負わず、みんなで白星をつかみにいってほしいと思います。
この時期に今シーズンの振り返りもドラフトへの期待もそっちのけで
目の前の試合を楽しみにできること、本当に感謝です。

10/23 マツダスタジアム 横浜3勝2敗
デ 000 130 000 4
広 300 000 000 3

デ ○ウィーランド(1勝)→砂田→三上→エスコバー→今永→S山﨑康(2S)
広 ●薮田(1勝1敗)→九里→今村→一岡→ジャクソン→中﨑
本塁打 丸1号、筒香1号


今日は投手陣みんなで守り勝ったナイスゲーム。
まずは井納が自らのバットで先制点。そして6回途中まで無失点の力投。
しっかり先発の役目を果たしてくれました。
6回裏、1死から菊池・丸にうまく打たれてピンチを招いたところで、
ここが勝負所と見切ったか、ブルペン総動員でカープ打線を抑えにかかります。
バティスタには変則投法の三上。セカンドフライに打ち取ると
松山には左の砂田。惜しくもフルカウントから四球となりますが、
2死満塁、打者エルドレッドでマウンドには我らが須田幸太。
レギュラーシーズンの成績しか見ていなかったら???な起用ですが、
こういう場面の信頼度、ベイスターズファンにしかわからないだろうなぁ。
エルドレッドは1球で力のないレフトフライ。さすがです。
7回からは火の玉左腕のエスコバー。
西川にたまにしか投げない変化球をうまく拾われて出塁を許しますが、
続く石原の送りバントを嶺井が猛ダッシュでつかむと
一直線にセカンドへ送球してダブルプレー。反撃の芽を摘みました。
8回には回またぎのエスコバーが田中を歩かせてしまいますが、
菊池が代わったパットンにバスターを仕掛けたのがセカンドゴロ併殺。
ついていたかもしれませんが、丸は元気なく三振で8回も零封。
そして9回、一発屋が並ぶところでしたが、
山﨑康晃が宮﨑の好守にも助けられて3者凡退。
7投手での1-0完封リレー。
なかなかこういうのは難しいのですが、
今のベイスターズ投手陣の絆の強さを感じさせる、素晴らしい継投でした。
これで2勝2敗。ここからファーストステージと同じ3番勝負が始まります。
まだまだ、難しい戦いが続きですが、面白くなってきました。
明日はたぶん今永が先発でしょう。昨年の借りを返してほしいものです。
こんなにワクワクする戦いを見守れること、ファンとして本当に嬉しいです。

10/20 マツダスタジアム 横浜2勝2敗
デ 010 000 000 1
広 000 000 000 0

デ ○井納(1勝)→三上→砂田→須田→エスコバー→パットン→S山﨑康(1S)
広 ●ジョンソン(1敗)→今村→一岡→ジャクソン→中崎
本塁打 なし


負ければ早くもあとがなくなるというファイナルステージ第2戦。
先発のルーキー濱口がいい仕事をしてくれました。
テレビは見られないので
ニッポン放送ショウアップナイターで応援でしたが、
簡単に四球を出していた姿はどこへやら。
走者を出しながらも粘り強く投げて7回2失点。
6回で代わるかな、と思ったのですが
7回まで投げさせたのはベンチも好判断だったと思います。
大舞台での好投、また一歩、進化できたのではないでしょうか。
お見事でした。

打線は先制打の宮﨑、中押しタイムリーの乙坂と
満塁のいい場面で貴重な一打が出ました。
また、6回には相手の守備の乱れもついて、
一塁から一気に梶谷が生還するなど、よい攻撃ができたと思います。
惜しむらくは8回の桑原のバント失敗からの併殺ですが、
9回、宮﨑がだめ押しソロで帳消しにしてくれました。
バントを決めたい場面で決められないのは心配ですが、
ともあれ、打線は全体的に振れていて、一安心です。
筒香に一本出るとよかったのですが、贅沢でしょうか。

継投はいつものパットン→山﨑康晃。
パットンはカープ戦、マツダスタジアムでは
結果があまり出ていませんが、
今日はピンチを招きながらも踏ん張ってくれました。
ゼロで抑えられたのは、先を考えても大きいです。
そしてヤスアキは点差もありましたが完璧な内容。
明日へつながる、いい試合でした。

もっとも1つ勝ったところでまだ1勝2敗。
明日も勝ってようやくスタートライン、というところなので
簡単な戦いではありませんが、この勢いで臨みましょう。
先発は中5日で井納が行くと思われます。
今日の濱口のように、なんとか粘って味方の援護を待ってほしいです。

10/19 マツダスタジアム 横浜1勝2敗
デ 002 021 001 6
広 000 101 000 2

デ ○濱口(1勝)→パットン→山﨑康
広 ●野村(1敗)→九里→今村→中田→ブレイシア
本塁打 宮﨑1号


やりました!ファーストステージ突破です。
初回、能見から鮮やかすぎる先制攻撃。
桑原が四球の後、梶谷のヒットでチャンスを作って
ロペスが先制タイムリー。
いつもながら、大事な勝負を決める試合でロペスが打ってくれます。
今年のチームMVPは間違いないでしょう。
さらに筒香四球で満塁から、宮﨑の当たりは鳥谷の好守に阻まれて
本塁で梶谷が間一髪アウト。1死満塁となりますが、
ここで嶺井が3球目のフォークが甘く入ったのを見逃さず
三遊間を破る2点タイムリー。
1点で終わればタイガースにも雰囲気が出てくるところ、
一気に流れをベイスターズペースに持ち込みました。

4回には倉本が右中間へのヒットを好走塁で二塁打にしたあと、
桑原がしっかり送り、梶谷はフルカウントからセンター前に抜けるタイムリー。
ほしかった追加点を奪うと、さらにロペスもフルカウントから
バックスクリーン左脇へ大きな大きな2ランホームラン。
これで試合を決めました。
先発ウィーランドは6回に2死から失点しますが、追加点は許さず
7回を1失点の好投。あとはパットンと山﨑康晃がきっちりで、
見事にファーストステージ突破を決めました。

今日はウィーランドの好投も大きかったのですが、
やはり打線、梶谷とロペスの働きが大きかったですね。
そしていいところで打ってくれた嶺井。
昨年のCSファーストステージを思い出す
ナイスバッティングでした。

正直、おとといはラッキーな面もあったかもしれませんが、
これで広島行きの切符をつかみました。
休む間もなく明日からはCSファイナルステージ。
壁は高いと思いますが、去年の忘れ物、取りに行きましょう!

10/17 甲子園 横浜2勝1敗
デ 300 300 000 6
神 000 001 000 1
デ ○ウィーランド(1勝)→パットン→山﨑康
神 ●能見(1敗)→石崎→岩崎→藤川→藤浪→高橋→ドリス
本塁打 ロペス1号

勝たなければ今シーズン最後となるCSファーストステージ第2戦。
普通だったら雨天中止のひどいグラウンドコンディションの中の試合になりました。
チケットは完売ですし、日程上の都合というやつもあったようですが、
正直、勝った負けたより、変なけが人がでなくてよかったと思います。
そんな中、毎回のように砂を入れていたスタッフの皆さんには感謝です・・

試合展開は、序盤はあまり褒められたものではありませんでした。
1時間遅れの見切り発車的なプレーボール。
いつ中止になるかわからない環境で、
とにかく先取点がほしかったのですが、
2回、無死一、二塁から戸柱が送れず強行して
ファールフライになってしまい結局無得点。
その裏に同じような無死一、二塁のピンチで、
大和は三振に打ち取りますが、
梅野をフルカウントから歩かせたのが痛く、
俊介に先制2点タイムリーを許してしまいます。
3回にロペスの同点タイムリーで追いつきますが、
その裏、今永が2死からスライダーの失投を
大山にレフトスタンドにたたき込まれて再び勝ち越しを許す展開。
このまま5回表で終わってコールドゲームで負けでも仕方がないと思いましたが、
5回、ロペスの犠飛で追いつくと、さらに筒香がチャンスを広げて
宮﨑がしぶとくセンター前に落として逆転。
これでおやっという雰囲気になりました。
とはいえ、簡単には終わらず、
6回に梅野にセーフティースクイズを決められて同点。
それでもあきらめず、7回に梶谷、ロペス、筒香の3連打で勝ち越すと、
さらに代打乙坂の3ランで一気に流れをつかみます。
この回はその後も攻めて6得点。その裏、砂田が2点を失いますが、
8回からはパットン、山﨑康晃が登板して勝ちきることができました。
うーん、よく打ち、よく点を取られました。
打線は21安打13得点。筒香のバッティングも見事でしたが、
誰がよかったとか、悪かったとか、あんまり言いたくない気分です。
ただ、広島行きのチャンスをつかみました。
これはラッキーです。明日も、天気予報はよくないので、
無理をせずに明後日、よい環境で試合ができるといいなと思います。

10/15 甲子園 横浜1勝1敗
デ 002 020 603 13
神 021 001 200 6
デ 今永→須田→エスコバー→○三上(1勝)→砂田→パットン→山﨑康
神 秋山→岩崎→石崎→高橋→●桑原(1敗)→藤川→マテオ
本塁打 大山1号、乙坂1号


レギュラーシーズンの最終戦。
なんと昨日のヒーロー細川が、今夜も決勝ホームラン。
先発の濱口も7回1失点の好投で10勝目。
見事な白星で最終戦を飾りました。
首位打者が確定的な宮﨑もスタメンで出て
タイトルに花を添える先制15号ソロ。これもお見事でした。

昨日のブログに書いた記録については、こんな結果になりました。
1.シーズン73勝65敗5分。今シーズン最多の貯金8に最終戦で到達。
  貯金8以上は前回優勝の1998年以来。73勝以上も同じく98年以来。
  勝率5割超は2001年以来。
2.濱口は7回11奪三振1失点で10勝到達。
  チーム新人左腕では59年振り。右腕も含めても川村さん以来20年振り。
  2005年以来の10勝投手3人(今永11勝、ウィーランド、濱口10勝)。
3.ロペスは代打で1打数ノーヒット。打点王は確実。
  カープの丸と最多安打を分け合うことが濃厚。
4.筒香は3打数ノーヒットで、最高出塁率はならず。

それにしても細川はすごいですね。高卒ルーキーの2試合連発、
なかなかできることではありません。まだまだ荒削りですが、
この秋からさらに鍛えて来季の飛躍を期待したいです。
今日は6番一塁で白根も先発して1安打。こちらにも頑張ってもらいたい。

投げる方では白星がほしかったであろう濱口が
大事なところでしっかり結果を出しました。
正直、シーズンが始まる前は大卒ドラ1左腕とは言え、
荒削りな印象で素材型なのかなと思っていましたが、
実際には荒れ球でも力のあるストレートに切れのある変化球、
フィールディングやクイックもしっかりしている実戦派左腕で
今永を上回る結果を残してくれました。
この2年連続のCS出場に、濱口、今永、石田という
先発左腕トリオの貢献はいうまでもなく非常に大きく、
改めてここ数年の補強と育成の素晴らしさを感じます。
新人王は記者投票なのでわかりませんが、
10勝は大きなアドバンテージ。ぜひ取ってほしいですね。

次は14日から甲子園でCSファーストステージ。
セレモニーでラミレス監督が話されていたように、
甲子園、広島と勝って、再びハマスタに帰ってきてくれることを
信じて応援したいと思います。

10/4 横浜 横浜15勝7敗3分
中 001 000 000 1
デ 100 010 00X 2
中 ●阿知羅(1敗)→又吉
デ ○濱口(10勝6敗)→須田→Sエスコバー(2S)
本塁打 宮﨑15号、近藤1号、細川2号


ラミレス監督の誕生日。順位が決まって消化試合ということで、
大幅に選手を入れ替えての試合となりましたが、
最高の消化試合になりました。

先発は高卒2年目の綾部がプロ初登板初先発。
私も初めて見ましたが堂々たるピッチング。
ストレートの球速はだいたい140キロを少し超えるくらいですが、
角度があるからか威力は十分で、
チェンジアップとの組み合わせが効果的でした。
5回は少し球がうわずっていて危なかったですが、
ドラゴンズも若手中心の打線と言うこともあって無失点。
デビュー戦としては100点満点の内容だったと思います。
ポテンシャルとしては飯塚よりも器が大きそうに感じました。
来年が本当に楽しみです。

打つ方ではこれまたプロ初出場初スタメンの
高卒ルーキー細川が、第1打席でいきなりバックスクリーンへ3ラン。
インコースを要求したストレートが外角に行ったようでしたが、
力のあるところを見せつけてくれました。
第2打席は変化球攻めで三振でしたが、
第3打席は追い込まれながら誘い球に手を出さず四球を選んだのも
たいしたもの。これまた素晴らしいデビュー戦となりました。

ただ、打線は2回以降はドラゴンズ笠原の前に
淡泊な攻撃に終始してしまい無安打無得点。
笠原がよく投げたとも思いますが、
だめなときは手も足も出ないしランナーが出ないので
作戦も立てようがないのは今年のチームの傾向で、
消化試合とは言え、ちょっと物足りなさが残りました。

さて、綾部が5回を投げきったあと、6回からは継投。
若手期待の飯塚が2回1失点でしのぐと
8回は田中健二朗。今季60試合目の登板となり、
これで山﨑康晃、パットン、三上、砂田と並んで
60登板クインテットの完成となりました。
全員が防御率2点台以下という
タイガースのドリス、マテオ、桑原、高橋、岩崎の5人組+
51登板の藤川球児という救援陣にはかないませんが、
勝利への貢献度という点ではひけを取らないと思いますし、
何よりも1シーズンこれだけの数を投げたことは
誇るべき数字だと思います。
疲れも相当あるとは思いますが、
CSに向けてコンディションを整えていただければと思います。
4番手には久々登板の須田幸太。
ファンの声援がものすごかったですね。私も嬉しかったです。
打者2人との対戦でしたが、昨年よかったときの
ストレートが復活しているように感じられました。
これならCSも大丈夫ではないでしょうか。
山﨑康晃がお休みの9回は、エスコバーが登板して
速球で押しまくって3者凡退。
この人も途中からの加入でしたが
本当に大きな戦力になってくれました。

結局細川の3ランの3点を継投で守り切って綾部が初勝利。
チーム期待の高卒の若手2人がヒーローインタビューとなりました。
チームの育成方針の正しさが結果に出たようで嬉しかったです。
2人がそれぞれ、筒香や三浦のような選手を目指したいと
言ってくれたのも嬉しい限り。ぜひ、そういう存在になってください。
暗黒時代さなかの7年前、シーズン最終戦でタイガース久保田投手から
筒香がプロ初安打初本塁打を打ってくれたことを思い出しました。

これで今季最多タイの貯金7。明日の最終戦に色々な記録がかかります。
既にロペスの打点王、宮﨑の首位打者は確定的で、
梶谷のチーム史上最多三振での三振王と宮﨑の併殺王も確定のようですが、
そのほかにはこんなのがありそうです。
1.勝てばシーズン最多の貯金8でフィニッシュ。
  貯金8以上は前回優勝の1998年以来19年振り。
2.先発の濱口が勝てば10勝で新人王に大きくアピール。
  チーム新人左腕の2桁勝利は鈴木隆さん以来59年振り。
  10勝投手3人は2005年以来12年振り。
  (2005年は、三浦12勝、門倉11勝、土肥10勝)
3.ロペスがあと1安打でカープ丸を追い越し単独の最多安打タイトル獲得。
  ただし2打数ノーヒットだとちょうど打率3割。
4.筒香が5打席3出塁(.600)以上ならカープ田中を上回り最高出塁率。
  タイガース鳥谷が残り2試合あり、9打席9出塁なら逆転されるが
  可能性は極小。出塁率は、犠飛が分母にカウントされるので、要注意。

色々ありますが、やはり濱口に2桁勝ってもらって
貯金8でレギュラーシーズンを終えたいですね。
ハマちゃんの好投に、期待しましょう。

10/3 横浜 横浜14勝7敗3分
中 000 000 100 1
デ 300 000 00X 3
中 ●笠原(1勝3敗)
デ ○綾部(1勝)→飯塚→田中健→須田→Sエスコバー(1S)
本塁打 細川1号、松井雅2号


141試合目。
両チームあわせて7本塁打が飛び交う乱打戦。
ある意味ベイスターズらしい試合でしたが、
なんとか、CS出場決定までこぎ着けることができました。
2年連続の3位。本当に素晴らしいと思います。
しかも今年は、2001年シーズン以来の勝率5割超での3位。
また一歩、進むことができました。
残り2試合も、きっちり勝ってCSに向かいましょう。

大事な試合、先制2ランはロペス。
昨年のCS出場決定の試合もやっぱり初回にロペスが2ランでした。
ただ今日はそこに筒香、ウィーランドが続きます。
ウィーランドは本職の方はどうしたの?という内容で
5回7失点でしたが、野手顔負けのバッティングで
3打数3安打4打点1本塁打。すごかったですね。
自らの援護も含めて打線の援護でついに球団史上初となる
外国人投手の2桁勝利に届きました。
ポストシーズンも、そして来シーズンもよろしくお願いしたいものです。
キャプテン筒香は勝ち越し28号など全打席出塁。
ここぞでやってくれるのはさすが4番。本当にありがとう。
首位打者を狙う宮﨑は逆らわず打ち返して3安打猛打賞で
ほぼタイトルを手中にしたでしょうか。
1人蚊帳の外の桑原だけ心配ですが、残り2試合で
きっかけをつかんでくれると信じましょう。

今日は6回から継投。というか、
5回裏、2死一塁でウィーランドを打席に立たせてから継投って、
すごい采配ですね。
またそこでヒットを打つウィーランドもすごいというか何というか・・
ともあれ、6回は砂田、7回はちょっとびっくり井納が救援登板。
8回からはパットン、山﨑康晃とつないできっちりでした。
井納はこんなところで投げていてはいかんのですが、
思うところがきっとあるでしょう。
これで水曜日の先発はさすがにないでしょうから、
チャレンジ枠で誰が投げるのでしょうね。
ちょっと楽しみです。

とにかく、最低限の目標だったかもしれませんが、
CS出場を決めることができました。
今日は素直に喜びたいです。
ラミレス監督、選手・コーチの皆さん、スタッフの皆さん、
本当にありがとうございました。
ワクワクドキドキの10月も、期待しております。

10/1 横浜 横浜13勝12敗
広 023 020 000 7
デ 403 022 02X 13
広 岡田→●中村祐(5勝4敗)→佐藤→藤井→戸田→中田
デ ○ウィーランド(10勝2敗)→砂田→井納→パットン→山﨑康
本塁打 ロペス30号、筒香27号、28号、会沢3号、ウィーランド3号、
田中8号、梶谷21号


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